new Race Division

GRAFF RD

すべてが意味を持つようになる場所があります。
 
GRAFF RD にとって、それはグラベルレースの舞台に他なりません。開発の成果が裏づけられ、設計上の選択の意味が次々と明らかになり、スピードはもはや「目指すもの」ではなくなります。
 
すでにこのホイールに備わっているからです。

テクノロジー
  • Hookless
  • Color: Wild Lilac
    • Wild Lilac
  • Tire Type: Tubeless
    • Tubeless
  • SKU: WHGRD0B
  • Price (VAT incl.) €2,500.00
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進化したグラベル

進化したグラベル

The Traka の道、Unbound Gravel の過酷なコース、The Hills のトレイル、そして UCI グラベルワールドシリーズの試練。GRAFF RD は、The Grip チームとマッティア・デ・マルキ選手とともに、こうした現場で形づくられました。

GRAFF RD はグラベルと向き合うなかで生まれました。近年、この競技は求められる水準を更新し続けています。スピードが上がり、コースの難易度も増しました。機材もまた、それに応えて進化しています。だからこそ、グラベルホイールの設計にあたっては、これまでとは違う出発点に立つ必要がありました。

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今日のレースに求められているのは、少し前まで到達不可能に思われた要素の融合です。すなわち、空力効率、衝撃吸収性、軽量性、ハンドリングの正確さなのです。このバランスを実現するために、GRAFF RD はゼロから設計されました。

グラベルホイールを設計する最良の方法、それは実際にグラベルのレースで走ることなのです。

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Mattia De Marchi riding a prototype of the new Graff RD at the 2026 EU Championship (Houffalize, Belgium).

プロジェクトの核心:エアロダイナミクスのデータ

プロジェクトの核心:エアロダイナミクスのデータ

GRAFF RD開発の出発点、それはエアロダイナミクスでした。GRAFF AERO 48 がこのプロジェクトのベースとなりましたが、グラベル競技の進化、そしてますます高まる走行速度を背景に、リムの全面的な見直しが必要となりました。
 
より広いリム内幅によってリム外幅を拡大することが可能となり、リムとタイヤのケーシングの断面が、段差なくつながるようになりました。新プロファイルは、NACA(アメリカ航空諮問委員会)のエアロダイナミクスに基づくプロファイルを用いて開発されたもので、空気の流れをより安定させ、乱流を抑え、ホイールとタイヤのシステム全体の効率を高めます。
 
このプロジェクトの検証にあたっては、GRAFF RDは47mmおよび50mmのタイヤを装着。時速30kmおよび40kmの速度で、-20°から+20°までのヨー角を1°刻みで計測しながら、風洞試験を実施しました。
 
GRAFF RDのエアロダイナミクス性能を最大限に引き出す構成となっている47mmタイヤ装着の場合、GRAFF AERO 48と比較して、空気抵抗が時速30kmで6.92%、時速40kmで5.94%減少しました。
 
50mmタイヤ装着の場合も、GRAFF RD は新しい設計の優位性を裏付けており、GRAFF AERO 48と比較して、空気抵抗が時速30kmで2.73%、時速40kmで3.92%減少しました。
 
結果は、テストしたすべての構成で一貫していました。速度、タイヤの断面幅、ヨー角にかかわらず、GRAFF RD は常に GRAFF AERO 48 よりも低い空気抵抗を記録したのです。

見直されたリムの設計

見直されたリムの設計

グラベル用リムの設計とは、ロード用とは異なるバランスの方程式を解くことです。大容量タイヤに対応するには内幅を広げる必要がありますが、そうするとホイールのエアロダイナミクスと構造特性の両方への影響が避けられません。
 
プロファイルの開発には、MICHE がハイパフォーマンスホイールの設計で培ってきた経験と、エアロダイナミクス・重量・構造効率の最適化を志向するエンジニアリングのアプローチが取り入れられています。目指したのは、リム内幅を大きく広げたプラットフォームを実現すると同時に、完成した製品の重量を改善することでした。

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そこで NACA プロファイルの設計を見直し、45 mm を超えるタイヤと組み合わせた場合でも高いエアロダイナミクス性能を維持できるようにしました。MICHE が解析対象とするヨー角の全域(−20°〜+20°)にわたって最も効率の高いリムとタイヤの組み合わせを特定する目的で、複数のコンフィギュレーションが風洞で検証されました。
 
グラベルでの使用には、さらにひとつの設計条件が求められます。ロード用と比べ、グラベル用ホイールはより頻繁に、より強い横方向・ラジアル方向の衝撃を受けるのです。そのためショルダー部の断面形状を全面的に再設計し、寸法面でも強化しました。これにより、石や木の根など、オフロード特有の障害物による衝撃の吸収能力が高まり、リムの構造も損なわれません。

内幅が決め手のリム

内幅が決め手のリム

グラベルの進化とともにタイヤの太さは増し続け、リム内幅を見直す必要が生じました。GRAFF RD はフックレスの 30 mm リム内幅を採用。タイヤケーシングを最適に支え、より低い空気圧での使用を可能にします。
 
リム内幅の拡大により接地形状とタイヤの支持性が向上します。荒れた路面でも走りはより安定し、挙動が読みやすくなります。振動や障害物からの衝撃をしっかり吸収するので、乗り心地が向上。ロングライドでも疲れにくくなります。
 
フックレス仕様は、ハードなグラベル走行に求められる構造特性を保ちながら、リムの軽量化にも貢献します。

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軽量化 / VONOA カーボンスポーク

軽量化 / VONOA カーボンスポーク

DEVA RD と同様に、GRAFF RD も断面 4×1 mm のカーボンスポークを採用しました。DEVA RD の開発で培った経験から導かれた、迷いのない選択です。MICHE がこの技術を、ハードなグラベル用途を想定したホイールに投入するのは今回が初めてです。ロードでの使用と比べ、衝撃・横荷重・振動がいずれも格段に大きい領域です。
 
12+12 本という構成は、横剛性・反応性・ハンドリングの正確さを兼ね備えた構造を実現するために選ばれました。これは、グラベルレースにおいて欠かせないバランスです。パワーを瞬時に伝えながら、厳しい路面でも安定性を失わないホイールが要求されるからです。
 
DEVA RD に比べ、カーボンスポークの開発では特に衝撃への応答に重点を置きました。グラベルではロードよりも強く頻繁な負荷がかかります。そのため、性能と信頼性を長く保つには専用の設計が必要だったのです。
 
GRAFF RD でも、剛性と重量の関係は決定的なパラメーターであることに変わりはありません。セット重量は GRAFF AERO 48 より約75g 軽く、剛性重量比が向上しています。 

見直されたハブの設計

見直されたハブの設計

スポーク組みは、前後ともに GRAFF AERO 48 から変更ありません。12+12 本のスポークです。一方でハブは、VONOA カーボンスポークに合わせて再設計しました。フランジのジオメトリーはスポーク自体のジオメトリーをもとに決定。断面とプロファイルに最適に組み合わせることで、機械的強度と統一したエアロダイナミクスを生み出しています。
 
フロント・リアともハブ本体はアルミ合金 A7075 T6 製で、前面投影面積を最小化する形状とすることで、ホイール全体の CdA を低減しています。リアではこの構造にチタン製ラチェットホルダーを組み合わせ、重量剛性比を最適化しました。ベアリングのプリロードをミクロン単位で調整することで、あらゆる使用条件のもと、1本1本のホイールが理想的な回転の滑らかさを実現します。
 
すべては、イタリア・トレヴィーゾ県のサン・ヴェンデミアーノ(San Vendemiano)にある MICHE の自社工場で設計・製造されています。高精度の加工プロセスによって仕上げられる、自社一貫生産です。

CeramicSpeed

CeramicSpeed

GRAFF RD は、最も隠れた細部に至るまで、より速く、より長く走るために設計されています。
 
ハブには、デンマークで手作業により組み立てられた新型 ALPHA CeramicSpeed ベアリングを搭載しました。ベアリングのボールは窒化ケイ素製で、等級はクラス1。スチール製と比べて最大400%滑らかで、128%硬く、58%軽量となっています。焼き入れステンレス鋼製のレース(軌道輪)との組み合わせも、ミクロン単位の精度で行われています。新設計の低接触シールが、摩擦を抑えたまま汚れと湿気をシャットアウト。回転効率が長持ちします。
 
その結果、寿命は従来型ベアリングの最大5倍になり、シーズン最初のライドから最後のレースまで、変わらない回転の滑らかさが続きます。
 
性能は、目に見えるものだけで決まるわけではありません。ホイールが一回転するたびに静かに働き続ける、この隠れたディテールも差を生み出しているのです。

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GRAFF RD のホイールは、すべて耐衝撃性の専用テストプロトコルを通過しています。ハードなグラベル走行で実際に生じる負荷を、再現するために考え出されたテストです。このテストサイクルでは、各スポーク穴の位置でホイールを落下させ、落下高さを段階的に上げながら、目に見える損傷が最初に現れるまで衝撃を加え続けます。このプロセスから、ホイールが吸収した衝撃エネルギー値が算出され、繰り返しの衝撃にどれだけ耐えられるかを具体的な数値で示します。
 
これは DEVA RD の開発でも用いられたアプローチです。今回適用されたのはさらに過酷な領域でした。つまり、ロードに比べて、穴、木の根、路面の段差によって、はるかに頻繁にホイールが試される、グラベルの世界でした。

The Impact Formula は、一度合格すれば終わりというテストではありません。1本1本のホイールに繰り返される「手法」であり、すべての GRAFF RD が衝撃に耐える状態で出荷されることを保証します。

仕様

  • Code
    WHGRD0B
  • ASTM
    2
  • Hubs
    AL 7075 T6 CNC
  • Spokes
    Vonoa® Carbon Spokes 4x1 mm Aero Profile
  • Nipples
    AL 7075 T6 / Black
  • Weight (g)
    1.455 g +/- 3% (Tubeless Ready & Valve included)
  • Assembly
    24 - 24 / Crossing
  • O.L.D. (mm)
    100 - 142
  • Bearings
    CeramicSpeed® Alpha
  • Transmission
    RES 30 Rapid Engagement System
  • Compatibility
    SH MicroSpline, Shimano® HG, SRAM® XDR, Campagnolo® N3W
  • Max load, bike + user (kg)
    108 Kg
  • Rim profile (mm)
    F 52 - R 52
  • Braking system
    Disc Center Lock
  • Included accessories
    Wheels bag / Instruction manual / Brake rotor RD lock ring
  • Rim material
    T700 / T800 Carbon fibre, Matt finish
  • Freewheel body
    AL 7075 T6 + Titanium
  • Rim dimension
    622X30 TC
  • Tyre dimension
    47mm ÷ 65mm
  • Tyre type
    Tubeless
  • Front axle (mm)
    12
  • Rear axle (mm)
    12

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